続)人によっては、対機械のほうが気が楽だと思うかもしれない。場合にもよるが、帰り際などに交わすちょっとした会話に添えられる笑顔から、店主の想いを垣間見る瞬間が好きな者としては、やはり「人」がいないと寂しい。「珈琲を飲む」、という行為に留まらない付加価値が純喫茶の大きな魅力である、とずっと思っている。