昔は良かった、あのままが好きだった。よく耳にするし、自分でもしばしば思ってしまう言葉。けれど本当に「そのまま」だったら、次第に時代から取り残されて朽ちてしまうだろう。ずっと愛されているものたちは、本当は誰にも気づかれないようなスピードで、周りと同じ歩幅のようで、0.5m先を歩いているのかもしれない。